藍染体験。
工房に案内されると漂う藍の香り。
横はギャラリーになっていて藍製品の販売もしているようだった。
初めて見る藍窯に見とれていると「これは藍が発酵して気泡が出てきてるんですよ。藍の花っていうんです」と教えてくれた。
ハンカチ3種類、ストール、巾着から好きなものを選んで模様付けしていくとのこと。私はガーゼ地の薄いハンカチを選んだ。涼しげで藍の色が映えそうと思たからだ。
ビー玉や箸、輪ゴムなどを使って絞り模様を決めていく。この時の少しの加減で仕上がりが決まるんだと思うと少し緊張したが、「間違い、というのはないんで好きなようにしてもらって大丈夫です。」といってもらえたので、それならば、と思いなんとなくでゴムを縛っていく。
模様が決まれば、藍窯に浸す、絞るを三回ほど繰り返す。絞るときにきれいに広げて空気に触れさせることできれいな藍色になるそう。
たしかに、その時点では深緑みたいな色だったが何度か繰り返すうちに色が変わってくるのがわかった。後は色が出なくなるまですすぎ最後に酢に浸すことで色が定着するのだとか。
ゴムをほどいて現れた柄は、想像していたものとは少し違ったがなかなか味があってとても気に入った。工房ではそのまま渡してもらって持ち帰り乾かすことになったが、いい天気だったので手に持ってそのままうだつの町並みを散歩することにした。折り返しにもならないうちにすっかり乾き、嬉しそうに風にひらひらとはためいていた。
きれいな空に涼しげな藍色が映え、街並みに溶け込んでいたように思う。
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