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DMV!

2023年6月16日

体験

宍喰温泉

ブログ「DMV!」の写真

世界初。

われらが徳島県とはおおよそ無縁と思われる響きだが、事実らしい。

DMV

DMV(デュアルモードビーグル)は、線路も道路もどちらも走行可能な未来的な乗り物である。

それが、各地で試験的には開発されていたものの、世界で初めて本格的な営業運行をするのが徳島県の阿佐海岸鉄道だそうな。

以前から話題になっており、気にはなっていたものの、普段から100%車で移動する身としてはなかなか機会もなかったのだ。

子供も大きくなり、乗り物に乗りたければ自分で行くだろうし、私がDMVに乗るのは今回が最初で最後のチャンスだろう、と思う。

少し大袈裟だろうか、とは思いながらも、この機会は逃すまい。と意気込む。


今回の旅の仲間は、面倒みのいい兄さん、姉さん、それとかわいい妹(ごめんなさい、娘くらいかも)。勝手に4兄妹を想定しながら出発したのはAM8:00。

早起きして南に向かう。なぜだろう、それだけで知らず知らず気分が上がる。それに加え、空は晴天。控えめに言って最高ではないか。


さて、いよいよ本題のDMVについて。乗車したのは始発駅から2番目の駅である阿波海南駅。私たちが乗ったのは緑のボディカラーが徳島らしいDMVだ。

この時は、汽車モードで、なかなかいつもどおりの乗り心地。なんともノスタルジーである。車内は、町内の遠足だというご一行で賑わっていた。飛び交う、ほっこりした会話に耳から浄化される。

この路線の魅力はなんといっても車窓からの眺めだと確信する。

DMV

目も浄化されるような濃い緑の中を抜けると、広がる青い海!

本当に来てよかったと思った。

しばらく行くとバスモードに変わりますという内容のアナウンスがあった。ここが緊張の一瞬だ。トランスフォームするというのだから。

だが、その緊張はすぐに溶かされた。意外にも振動も少ないまま、和太鼓のリズムに乗って変身は完了したのだ。

そのまま海洋町まで走り、終点駅の道の駅宍喰に到着した。

DMV

取材のため2班に分かれていた、兄さん姉さんが車で迎えに来てくれ合流すると、なんとも申し訳ない気持ちになった。

私ばっかり癒されてごめんね。と声にこそ出さなかったものの、心の中でつぶやいた。

普段、どこに行っても年長者であり、長女の性質もあり、母でもある私は、段取りや計画を自分ですることが多い(と思っている)。それがどうだろう、今回は完全に車に乗っているだけだった。

兄妹たちはわたしを甘やかしてくれるので、ここぞとばかりに甘えた一日だった。

感謝。

DMV

< 道の駅情報 >

宍喰温泉の詳細はこちら

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